『グラディエーターズ』
CGもたくさん使っていますが
古代ローマの世界がそもそもCGみたいなもんなので
異質感は気になりませんでした。
むしろ
異質感が画面を引き立てているくらいに感じました。
お話はシンプルで王道です。
ひたすらラッセル・クロウが格好良い。
表情も肉体もとても説得力を持っています。
そして、ホアキン・フェニックスの
イヤな感じも素晴らしい。
暴君というよりは我がままな小心者。
そしてシスコン。
顔や体の生っ白い感じも坊ちゃんらしくて良い。
しかし、こんなに素晴らしい映画なのに、
私は世間の評判ほど感動しませんでした。
なぜだろう・・・
【あらすじ】
1066年イギリス。中世までに及ぶ最も大きい戦いの前夜、ノルマンディ公爵ウィリアムは、謎めいた旅人ヴィドーと出会い、クラングというチェスに似たゲームに誘われる。ヴィドーはそのゲームにまつわる伝説的な起源について語り出し、ウィリアムに似ているという古代の勇者ティールの話をするのだった。ティールは、ウィリアム同様、絶対勝てないとわかっている戦いでもすべてを賭けるような男だった。時代も場所も違う、古代のある国。その国では、2つのチームに分かれた剣闘士たちが戦い合い、最終的に勝ったチームがすべての権力を握ることができた。野望を抱くサールは、暴力でチームを統制し、卑劣な罠で、軍の最高指導者ティールが率いるチームを破った。その闘いでティールは死んだと思われていたのだが、生き延びて自らの傷を癒し、サールに復讐する機会を窺がっていた。すべて原因はあのゲーム、クラングにあった。実はクラングには、魔法がかけられているのだ! 過去と未来を交錯する謎のゲームクラング、そしてヴィドー。ウィリアムは、ティールはその呪いに打ち勝つことができるのか……。